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ピザとアイスで全米を驚かせた!ポートランド発「Lovely's Fifty Fifty」の成功物語

  • 執筆者の写真: 智史 長谷川
    智史 長谷川
  • 6月14日
  • 読了時間: 4分

更新日:5 日前


ピザとアイスクリーム。

一見ミスマッチに思えるこの二つを組み合わせ、全米注目の飲食店を作り上げた女性がいます。


舞台はアメリカ・ポートランド。型破りな発想と地元食材へのこだわりで「食のアート」とまで称されるお店、それが「Lovely's Fifty Fifty」です。


本記事では、その魅力と成功の秘訣を紐解き、これから飲食業や起業を目指す方にヒントをお届けします。


引用元:Netflixシェフのテーブルピザシリーズ1-6.サラ・ミニック


記事の要約


  • 起業家サラ・ミニックのユニークな挑戦:ピザとアイスの専門店

  • 地元食材と季節感を活かした商品開発

  • 接客・体験・アート性が融合した顧客満足設計



1. アートと食が融合する「Lovely's Fifty Fifty」


ポートランド・ノース地区にある「Lovely's Fifty Fifty」は、2010年にオープンしたピザとアイスクリームの専門店。

オーナーシェフのサラ・ミニック氏は、もともとファッション業界にいたデザイナー。自身の感性を活かし、美術のような料理を提供する店を作りました。


起業のきっかけ

  • 美術学校卒のアーティスト

  • 飲食業経験はほぼゼロながらも、「自分のやりたいこと」を信じてスタート

  • 姉妹と開いたレストランを経て、「日常に根ざした店」としてリブランディング



2. 成功の秘密は“旬と土地”にあった


Lovely's Fifty Fiftyが高く評価されている最大の理由は、「地元オレゴン産の旬の食材」にこだわる姿勢です。


ピザの特徴

  • 自家製のサワードウ生地:最大5種の地元小麦をブレンド、40%が全粒粉

  • ソースレスも多数:野菜やチーズの旨味を活かしたトッピングが多い

  • アートのような盛り付け:エディブルフラワーや珍しい山菜を使用

  • 毎日レシピが変わる:同じピザは出さない“一期一会”の発想


アイスクリームの魅力

  • 地元農家のベリー、ハーブ、花、果物を使用

  • 少量生産で毎週6種・40ガロンのみ

  • ワッフルコーンも自家製。オーガニック素材を厳選

  • フレーバー例:イチジクの葉、カモミール、クインスバターミルク、蜂蜜とナッツ



3. クチコミが生んだ圧倒的人気


Netflix「Chef’s Table: Pizza」にも取り上げられた本店は、今や週末ともなれば行列ができる名店へ。


高評価の要因

項目

説明

味と品質

圧倒的に美味しい。新鮮な素材と工夫されたレシピ

接客と体験

フレンドリーなスタッフと家族連れに優しい設計

メニューの独自性

ピザとアイスの異色の組み合わせ+変化する内容

地域密着

農家等の連携。地域愛を感じさせるメニュー

感動の提供

美味しさだけでなく、アートのような驚き体験


4. 家族と共に、地域と共に


サラ氏はシングルマザーとして2人の子どもを育てつつ、家族も店舗運営に参加。スタッフ教育やコミュニティ活動にも力を入れており、ただの「飲食店」ではなく「人が集い、刺激を受ける場」としての役割も担っています。



5. 成功の背景にあるビジネスの知恵


起業・店舗運営として注目すべき点は以下の通りです。


ブランド設計

  • ピザとアイスという「王道×遊び心」のコンセプト

  • ビジュアル重視でSNS映えする盛り付けと内装

  • 「予約を取らない」戦略で常に新規客が店頭に並ぶ仕組み


商品開発

  • 「ローカル&季節感」がキーワード

  • レシピを固定せず常に変化=飽きがこない

  • 材料は直接仕入れ、顔の見える生産者と関係構築


オペレーションと体験価値

  • 少量生産だからこそ管理が行き届く

  • メニューが少ない分、品質・接客に集中できる

  • 顧客の驚き・感動=口コミやメディア露出を生む原動力


参考になるビジネスの知恵がいくつもあります。


ただし、全ての点において強調すべき点は、最大限の努力と工夫を続けてきたこと。成功できたことは、ピザ作りも未経験ながら、何度も失敗しながら、自分の情熱を表現し続けた結果かもしれません。


起業で成功するには、この”情熱”の部分を常に見逃してはなりません。



質問(Q&A)


Q. ピザとアイスの組み合わせはなぜ成功した?

A. 「食後のデザート」までを一貫して提供できる導線と、ポートランドの“クラフト文化”にマッチしたから。


Q. 飲食業未経験でも可能か?

A. サラ氏自身が未経験からの挑戦。アートや感性を活かし、学びながら成長していった。



まとめ


「Lovely’s Fifty Fifty」は、型にはまらない発想と情熱で“食”の新しい可能性を切り開きました。


これは、起業やビジネスにおいて大切な「独自性」「共感性」「継続力」のすべてを備えたモデルケースといえるでしょう。


情熱をもって最大限の努力と工夫を惜しまず継続し続けた、起業で成功する人に共通する要素を同様に見ることができます。



試してみよう!


  1. 自分の町の「旬なもの×意外な組み合わせ」を考えてみる 例:抹茶×メキシコ料理? 寿司×スイーツ?


  2. 自分の感性や趣味をビジネスにどう活かせるか紙に書いてみる → 美術、音楽、写真、旅、DIYなど自由でOK!


  3. 身の回りの“ファンづくり”から始めてみる → SNSで日々の思いを発信、顔の見える関係を築こう

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