どれを選ぶ?小規模事業者のためのPOSレジ導入ガイド【後半】
- 智史 長谷川
- 6 日前
- 読了時間: 3分
「POSレジが便利なのはわかったけど、実際どれを選べばいいの?」
という声は非常に多く聞かれます。
後半では、主要なPOSレジの比較、導入ステップ、補助金の活用法など、すぐに行動に移せる実践的な情報をお届けします。
記事の要約
おすすめPOSレジを特徴・料金・向いている業種で比較
導入のステップは「要件定義→比較→試用→導入」
補助金を活用すれば費用を大幅に削減できる
小規模事業者に人気のPOSレジ5選【比較表】
製品名 | 強み | 弱み | 月額費用目安 |
Square POS | 初期・月額無料、導入が簡単、決済多様 | 一部サポートが弱め、プリンター別途必要 | 0円~ |
Airレジ | 完全無料、サポート充実、初心者向け | Android非対応、多店舗管理に不向き | 0円 |
スマレジ | 高機能、拡張性・多店舗対応、API豊富 | 高度な機能は有料、サポートに課題の声 | 0円~5,500円 |
ユビレジ | 顧客分析・予約連携に強い、老舗 | 無料プランは機能制限、決済機能は外部連携 | 0円~6,900円 |
POS+retail | 小売特化、在庫・売上分析に強い | 月額が高め、小規模店にはオーバースペック | 15,400円~ |
自店舗に合ったPOSレジを選ぶ3つの視点
① 業種・規模との相性を見る
飲食・美容業:Airレジ、ユビレジ
小売:POS+retail、スマレジ
イベント・移動販売:Square POS、モバイル型POS
② コスト重視か?機能重視か?
初期費用を抑えたい → Airレジ、Square POS
売上分析や多店舗管理もしたい → スマレジ、POS+retail
③ 将来の拡張性も視野に入れる
会計ソフト連携、EC・顧客管理との統合などが可能な製品を選ぶことで、後々の手間を減らせます。
POSレジ導入のステップ【実践編】
ステップ① 必要な機能を明確にする
売上・在庫・顧客管理
キャッシュレス決済の種類(クレカ、QR、電子マネー)
外部連携(会計ソフト、ECサイト)
ステップ② 複数製品を比較・見積もり
各社の公式サイトからトライアル・資料請求
価格・サポート・対応機器を一覧で比較
ステップ③ 実機またはデモで操作確認
無料デモや短期試用で、実際の使い勝手を確認
スタッフの反応やレジ操作の時間もチェック
ステップ④ 補助金・助成金の活用
IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金、中小企業省力化投資補助金の対象製品を選ぶと、導入費用が大幅に削減可能です。
補助金・助成金情報(2025年版)
名称 | 補助率・内容 | 対象 |
IT導入補助金 | 最大4/5まで補助(小規模) | POS本体・ソフト・機器全般 |
小規模事業者持続化補助金 | 最大50万円(2/3補助) | POS導入費+販促も可 |
省力化投資補助金 | 最大1/2補助 | セルフレジや自動釣銭機など |
※詳細は各補助金の公募ページやITベンダーに確認を。
よくある質問(Q&A)
Q:POSレジを導入したら、すぐに使えるようになりますか?
A:多くの製品は初期設定が簡単で、マニュアルやサポートも充実しています。基本操作は1日で習得可能です。
Q:補助金の申請は難しいですか?
A:ベンダーが申請サポートしてくれる場合も多く、書類作成もテンプレート化されているので安心です。
Q:途中で別のPOSに変えるのは大変ですか?
A:データ移行や周辺機器の互換性などがあるため、導入前に「乗り換えやすさ」も確認しておきましょう。
まとめ
POSレジの導入は、小規模事業者にとって「売上UP」「業務効率化」「人件費削減」の鍵となります。
豊富な選択肢がある中で、自店舗の業種・規模・運用スタイルに合わせた最適な製品を選び、補助金を賢く活用することが成功のポイントです。
試してみよう!
自店舗の「やりたいこと(例:売上分析・キャッシュレス化)」をリストアップ
気になる製品を2〜3つピックアップし、資料請求 or 無料トライアルを実施
補助金を使えるか、地域の商工会やITベンダーに相談してみる