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AIエージェントが同僚になる日:2026年に訪れる「スーパーカンパニー時代」

  • 執筆者の写真: 智史 長谷川
    智史 長谷川
  • 2025年11月9日
  • 読了時間: 3分

ニュース概要

(出典:日本経済新聞 2025年11月9日)


日本経済新聞のコラム「AIエージェントが雇用直撃 2026年はスーパーカンパニー出現か」(村山恵一氏)は、2026年に本格化する“AIエージェント”の登場が、雇用や会社の形を大きく変えると伝えています。

AIが人間の代わりに考え、計画し、実行する時代がいよいよ現実になろうとしています。



AIエージェントとは?「指示待ちAI」から「自分で動くAI」へ


AIエージェントとは、人の指示や目標を理解し、自分で計画を立てて仕事をこなすAIのことです。

ChatGPTのように質問に答えるだけでなく、メールを送り、資料を作り、発注や請求まで処理できる“自動実行型AI”です。


たとえば旅行の例で言えば──

  • チャットボット:おすすめプランを提案するだけ

  • AIエージェント:航空券・ホテルの予約まで自動で完了


つまり「人間が考えてAIが動く」ではなく、「AIが考えてAIが動く」。そんな時代がすぐそこまで来ています。



会社の“同僚”がAIになる


2025年、ソフトバンクの孫正義会長は「10億のAIエージェントをつくる」と宣言しました。

AIは休まず、文句も言わず、365日働き続ける「無限の労働力」。

人手不足が深刻化する日本では、このAIをどう使うかが経営の明暗を分けるでしょう。


一方で、米アマゾンのジャシーCEOは、AIの導入で「一部の仕事は減るが、新しい仕事が生まれる」と話しています。

AIが単純作業を代行し、人間はより創造的な仕事に集中できる。


つまり、“仕事を奪う”AIではなく、“仕事を変える”AIということです。



「1人+AI」で10億ドル企業も現実に?


AIエージェントを複数連携させることで、営業、マーケティング、経理、顧客対応をすべて自動で回せるようになります。


Anthropic社のアモデイCEOは「1人だけの会社でも10億ドル(約1,500億円)企業が生まれる」と予測。

これまでの常識だった「大企業=人が多い会社」は、これからは「少数精鋭+AI=最強チーム」へと変わります。


こうした企業は“スーパーカンパニー”と呼ばれ、2026年には現実の存在となりそうです。



日本はどう動く?遅れをチャンスに変える


ボストン・コンサルティング・グループの調査によると、AIを週に数回使う人は世界平均72%に対し、日本は51%。AIを実務に取り入れている人はわずか7%にとどまります。


つまり、日本はまだAI導入が進んでいない。これは裏を返せば、「伸びしろが大きい」ということです。


経済産業省は「GENIAC」プロジェクトを進め、楽天グループなどが国産AIの開発に取り組んでいます。2026年に向けて、日本企業が本格的にAIを活用できる体制づくりが急がれます。



経営者が今から始めたい3つのステップ


① 小さく試す(AIを使ってみる)

ChatGPTやClaudeなどを使い、まずは会議資料づくりや顧客対応の一部をAIに任せてみましょう。「AIは難しそう」と思うより、まず触って体感することが第一歩です。


② チーム設計を変える(AIと一緒に働く)

AIを外部ツールではなく、“チームメンバー”と捉えてみましょう。経営者がAIにタスクを任せ、進捗を管理するイメージです。


③ 自社のAIを育てる(データを活用)

AIの真価は“自社データ”を学ばせたときに発揮されます。過去の顧客対応記録、FAQ、社内マニュアルなどを整理して、AIに学ばせる準備を進めておきましょう。



AI時代の働き方:「奪われる側」ではなく「使いこなす側」に


AIエージェントの導入で、一部の単純業務は確かに減ります。しかし、AIを活用・管理できる人材の価値は一気に高まります。

これからは「AIに使われる人」ではなく「AIを使う人」。AIを上手に活かすことで、1人の力が10人分の成果を生み出す時代になります。



まとめ


AIエージェントの普及は、単なる技術革新ではありません。

働き方、会社の形、経営の考え方そのものを変えていく“構造変化”です。


少人数で大きな成果を出す「スーパーカンパニー」の時代がやってきます。

中小企業や個人事業主にとっても、これは脅威ではなくチャンス。


「AIをどう取り入れるか」──それが、次の成長の分かれ道になるでしょう。


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