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見る、観る

  • 執筆者の写真: 智史 長谷川
    智史 長谷川
  • 2020年3月30日
  • 読了時間: 2分

最近、正しい判断ができていないと感じることがよくあります。

原因は、正しく物事を見ることができていないためです。


宮本武蔵の五輪の書に「見の目」と「観の目」という概念があったり、以下の言葉遣いに紛らわしさや誤りがあるかもしれませんが、、


物事を正しく見る(考える)ために次のことを大事にしています。


STEP1 シンプルに、素直に、ありのままに見る (感情や先入観や期待を入れない)

STEP2 想像力を働かせて、広く、深く観る (過去→現在→未来につなげて洞察する)


物事を正しく見る(考える)ことができないときは、いきなり無意識にSTEP2で観ようとします。

結果、大きなバイアスがかかり、正しくもなく、広く深くも観れていない。。そんな状況です。


私にはインドのガヤー(gaya)を訪れた時の教訓があります。

当時、ネパールからインドのダージリンに入り、1ヶ月程度過ごし、現地での生活も慣れてきたと感じていました。


そして、ダージリンからガヤーに電車で降りたったときに、

この世のものとは思えない雑然とされた風景に言葉を失い、そして思考を失いました。

「ひどい有様だ、汚すぎる、ここで過ごすことができるだろうか」


初めてインドの洗礼を受けた、まさにそんな印象でした。


思考を失ったまま(実際に少し記憶がない笑)、2日程度を過ごしたところで、

汚染された町をやっとのこと ”ありのままの状態で” 見ることができたのです。

一つ一つじっくり観察し、なぜこのような状態、景色ができあがったのか、分析している自分がいました。

そうするうちに、ガヤーで暮らすインド人の生活スタイルや習慣に非常に興味が湧き、コミュニケーションを積極的に取るようになりました。


思考は知らず知らずのうちに、自身の習慣や感情によって形作られていきます。

(見たくないものは、色々と理由をつけて見ようとさえしません)

その結果、物事を正しくみることができず、誤った判断につながることも多いのではないでしょうか。


まずはSTEP1を意識する必要がありそうですが、正しく実践することが難しいケースも多いと感じます。

正しく実践するコツは、自分ではない”第三者が見ている”、

そんなイメージを持つのがよいでしょうか。


変な図を添付します笑↓




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